最近、時短レシピ本なるものが大人気のようで、書店に行くとずらーと平積みされていますね。

Amazonでも、なぜか女将が興味があると思っているのか、上位に表示されるので、少々困っています。

ですので、それなら買って読んでみよう!!と、時々購入してはざーっと目を通してみると・・・・

なぁんだ!海んちょの厨房内で、それも25年前から行われていることじゃん!

って思ってしまうのです。

おそらく、海んちょだけでなく、個人経営の飲食店ならみな同じだと思います。飲食店なら、当たり前に毎日やっていることですから。

お客様からご注文を受けて、数分でお客様にご提供しなければならない・・・いや、そうして差し上げたいので、できるだけ作りたての風味と味を損なわないぎりぎりのところまで下ごしらえをして、保存しておくのです。

ですから、お嬢に作る食事も、あっという間につくれる!!というのが、出来の悪い母であった女将の自慢でしたし、お嬢もそこは認めてくれていました。

ただ、この時短レシピ本が流行ることによって、激務に追われる女性たちが、少しでもご飯づくりに興味をもってくれたら・・・・そう思うとやっぱりうんと売れるといいなぁ・・・と思ってしまいます。

時間がかかるし、面倒だし、なにせ、お腹すいたらすぐ食べたいし・・・なんてかつての私もそう思って、独身時代は毎晩ウェンディーズのハンバーガーで飢えをしのいでいましたから。

自分で自分のご飯を作るようになると、自分で自分を大切にするようになります。自分を愛するようになるし、自分を褒めるようになります。

だからやっぱり、忙しい女性にこそ、ご飯づくりはしてほしい!!と、女将はいつも思っています。

ちなみにこの時短レシピ本、うわさによると、男性にも人気らしい。そりゃそうですね。男性こそ、ご飯づくりして自分をうんとうんと褒めなくっちゃ!!ですから。

海んちょ女将は、時短レシピ本いらずで、自分へのご飯づくりをしていますが、飲食業に携わっていない多くのかたには、やっぱりこの時短レシピ本、頼もしい味方となってくれること、切に切に願っています。